事例紹介

妊娠高血圧症候群の患者さん

当院に来院するまでの患者さんの経緯

妊娠高血圧症候群(HDP)患者さん。

血圧、尿蛋白が正常値から逸脱していたため、他院からの紹介で来院された。

妊娠高血圧症候群(HDP)について

妊娠時に高血圧を発症した場合、妊娠高血圧症候群といいます。

この病気は、妊婦さん約20人に1人の割合で起こると言われています。

重症になるとお母さんには血圧上昇、蛋白尿に加えてけいれん発作(子癇)、脳出血、肝臓や腎臓の機能障害、肝機能障害に溶血と血小板減少を伴うHELLP症候群などを引き起こすことがあります。また赤ちゃんの発育が悪くなったり(胎児発育不全)、胎盤が子宮の壁からはがれて赤ちゃんに酸素が届かなくなり(常位胎盤早期剥離)、赤ちゃんの状態が悪くなり(胎児機能不全)、場合によっては赤ちゃんが亡くなってしまう(胎児死亡)ことがあるなど、妊娠高血圧症候群ではお母さんと赤ちゃん共に大変危険な状態となることがあります。

当院の対応

患者さんの不安に対して

「いつ退院できるのか」を心配していたため、どうして早く退院したいのかなど、患者さんの思いを聴くよう努めた。また、患者さんご自身が病気について理解不足があったため、ご本人・胎児について起こり得る症状を説明し、入院治療の必要性について理解を得られるよう努めた。

 

医療・ケアに関して

  • 食事療法

  • 体重管理

  • 血圧管理 など

他科との連携

食事が3食では足りない患者さんだったため、栄養科と連携し、主食を増やしたり、食事を6分割に分けたりして提供した。

患者さんの経過

尿蛋白が安定しなかったため、高度医療機関へ搬送となった。

産婦人科・新生児科よりメッセージ

入院生活は自宅とは違い、あらゆるストレスにさらされることがあります。

また、コロナのため、面会も制限され、さみしい思いをする人もいます。

そのような方達の気持ちを支え、安全・安心な妊婦生活を送れるようにすることが私たち助産師の役割です。些細なことでもいいので、何か思うことがあれば、いつでも話してください。患者さんの力になれるよう努力していきます。

※上記は事例であり、お一人おひとりの状況に合わせてサポートいたします。