top of page

2023年4月より無痛分娩を開始しました。

  • 執筆者の写真: 看護部 小山記念病院
    看護部 小山記念病院
  • 2024年11月26日
  • 読了時間: 2分

更新日:1月16日

無痛分娩とは、麻酔を用いて陣痛を和らげるお産のことです。陣痛は痛みとしてとても強いもので、精神的にも肉体的にもストレスになります。無痛分娩は、この痛みを和らげることによってストレスを軽減することにより、お産への恐怖心を取り除き、また、産後の回復に必要な体力を保持します。無痛分娩はいくつかの方法がありますが、当院では広く行われている、硬膜外麻酔による痛みの軽減を行います。背中に細い管を挿入し、神経の近くに麻酔薬と少量の麻薬を注入することで痛みを和らげます。薬は少量ですので赤ちゃんには影響はありません。薬の投与はポケットに入るような小さな機械を携帯していただき、その機械で精密に計測して注入します。いたみを強く感じた時など、追加で注入することもできます。ただ、ご注意いただきたいのは完全に痛みがなくなるわけではないという事です。あくまで「和痛」であり、痛みを和らげる事が目的です。また、麻酔中は歩きにくくなり、ベッド上で過ごしていただかなければならないことなど、デメリットもあり、予約制で計画分娩となることも含め、産科担当医とよくご相談の上ご希望するかどうかをお決めください。安全性については、当院では専門医資格を持つ麻酔科チームが麻酔を担当し、産科スタッフも専門の研修を受けています。異常発生時の対応も十分に準備しております。ご安心の上、分娩法のひとつの選択肢としてご検討ください。

病院長 池田 和穂

産婦人科 酒井 謙

麻酔科 角田、杉山



当科のご紹介

お知らせ

bottom of page